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postheadericon 長野市議会6月定例会が閉会しました

6月28日(火)、長野市議会6月定例会が閉会しました。予算関係では、追加議案として

5月29日の大雨により生じた道路・河川・農林施設・老人福祉施設・体育施設の復旧費

14億1988万円が上程され、原案通り可決されました。これにより、平成23年度予算は

1562億6173万9千円と、とうとう1560億円の大台に乗ることになりました。長野市では、

毎年基金を取り崩すことを前提とした予算を組んでいますが、入札差金や予算を組んで

も執行出来ない事業もある結果、基金を取り崩すことなく予算の執行が行われ、財政的

には、厳しいながらも問題なく財政再建が進んでいます。ただ、その結果、地元要望の

実現が50%を切っているため、私としては、地元要望の実現に積極的に取り組むよう

提言を続けているところです。

今回の災害に対して市当局としては、復旧費用を追加議案として盛り込んでいただき

ましたが、今回の大雨による被害の復旧予算が、昨年7月16日の大災害の復旧費

14億6722万円に匹敵する規模となったことは、今後の防災費用を見積もる観点から

心しておかなければ、と考えさせられました。多くの中山間地域を合併し市域が広くな

った本としては、近年の「ありえない」ゲリラ豪雨等の被害に対応するための災害対

策が毎年求められることになる可能性があります。当初予算に盛り込まない災害対策

費が毎年生じることも考えた上で財政・予算を考えていかなければ、との思いを強くい

たしました。災害対策・復旧に全力で取り組みつつも、平時の活性化予算を削れとの

御意見には異議をとなえ、安全・安心第一はもちろんのこと、平時の活性化も行う、「

市民利益第一」のバランスのとれた市政運営を求めて提言を続けてまいります。

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