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Archive for the ‘教育・子育て支援’ Category

postheadericon 河川整備計画において防ぐべき浸水深、カラーユニバーサルデザインについて質問しました。

11月定例会の一般質問で、河川整備計画において防ぐべき浸水深についてと、カラーユニバーサルデザインについて質問しました。信濃川水系長野圏域河川整備計画では、浅川・岡田川の内水氾濫において防ぐべき目標が「床上浸水」となっており、床下浸水の防止までは目標とされていないことから浸水被害が生じない目標を掲げて整備すべきと質しました。また、カラーユニバーサルデザインについては、学校現場での配慮や色覚チョークの導入、カラーユニバーサルデザイン機構によるCUD認証のあるハード・ソフトの使用を提案しました。質問の様子は、こちらから↓。ぜひ、ご覧ください(^-^)。

postheadericon 大阪都構想・大阪市廃止の住民投票が行われます。

長野県議会議員なので発言を控えていましたが、いわゆる大阪都構想、すなわち大阪市の廃止を問う住民投票が間近であり、かつ、政令指定都市を分割してしまうという初めての試みであり、その影響は日本経済全体にも及ぶであろうことから一言述べさせていただきます。

大阪都構想では、大阪市を四つの特別区に分割するわけですが、言うまでもなくスケールメリットが失われ、毎年必要となる経費は今より増大することになります。毎日新聞が大阪市財政局の試算を報道しましたが、それによると、標準的な行政サービスを実施するために毎年必要なコスト「基準財政需要額」の合計は、現在よりも約218億円増えることになるようです。消防など大阪府に移管される行政事務を差し引いた200億円が不足する計算となります。毎日新聞の記事→ https://mainichi.jp/articles/20201026/k00/00m/040/061000c

賛成派は「デマだ」と大騒ぎしていますが、記事を読めばわかるように、試算の仕方・内容を正確に書いています。もちろん、今、この記事が出ることは、賛成派にとっては極めて不利に働くため、火消しに躍起となるのも理解できますが、そもそも、最初から推進派の松井市長が財政局に命じて試算を出しておけば良かったのに、(出せば不利になるから)出さずに住民投票を実施したことは不誠実と言わざるを得ません。(左遷や雇止めの危険を冒して試算結果を新聞社に教えた財政局担当者に敬意を表します。)

単純に当てはめた試算ですから、これより少なくなるかもしれませんし多くなるかもしれません。ただ、4つに分割してスケールメリットが生じるのに、大阪都構想では職員を増員する予定はないそうです。すなわち、確実に市民サービスを担う人材が不足することになります。(その分、増員のため必要となる人件費は不要となるため、不足額は縮小すると考えられます。)

本来であれば、不足分を国から地方交付税で交付してもらえば充足できるわけですが、「勝手に分割するのだから面倒みない」と国に言われ、大阪市の時の交付税しかもらえないけど強行してしまった維新のやり方にも問題があると考えます。

大阪市269万人。200万人の「長野県」より多い巨大都市。確かに、市民に身近できめ細かい行政のためには大きすぎるかもしれません。ただ、特別区も60万~75万人と、県都長野市37万人と比べても倍くらいあり、とても身近な区政になるとは思えませんし、何より職員を増員せずに4つの区を運営しようとするなら区民サービスをする人材も予算も不足し、今より市民サービスが相当落ちることは火を見るよりも明らかです。

一度廃止したら元に戻せない大阪市。決めるのは大阪市民ですが、私はデメリットの方が大きいので反対票を投じた方が市民利益になると思います。

追記 「職員を増員する予定はないそうです。」と書きましたが、増員するようです。お詫びして訂正いたします。となると、やはり財源不足になり市民サービスの低下は避けられません。大阪市財政局長は、試算結果について再度尋ねられても「きちっと書いてある」と答えていましたが、松井市長から20分間「厳重注意」を受け、「捏造だった」と謝罪会見を開きました。それが意味することを考えると恐ろしいとしか言いようがありません。

 

postheadericon 長野県立歴史館、信濃美術館、林業大学校について一般質問をいたしました。

令和2年9月定例会で一般質問を行いました。質問項目は、1.県立歴史館と公文書管理について 2.信濃美術館の名称と運営について 3.林業大学校男子寮の個室化について です。

本日の質問でしたが、帰宅したら既にアップされていました。議会事務局の素早いご尽力に敬意を表し、早速ブログを更新しました。ぜひご覧ください(^-^)。→ https://www.youtube.com/watch?v=q0UVy9z2Wp0&list=PL9IPDzLB1TynlNuFYygx-gtzR6gcG0j0I&index=8

質問原稿を以下に添付します。

 

改革・創造みらい、望月義寿でございます。通告に従い質問いたします。知事並びに理事者の前向きで真摯なご答弁をお願いいたします。

最初に、県立歴史館と公文書管理について質問いたします。県政の適正かつ効率的な運営と県民への説明責任を果たすため、公文書管理条例が制定され、令和4年度から本施行となります。過去の経緯を知ることは、より良い未来を創るために不可欠であり、歴史公文書の適切な管理・保存・活用は極めて重要です。先日、会派で県立歴史館を視察させていただきましたが、本当に多くの公文書・古文書が保管されていました。これら大量の文書を早急に整理する必要がありますが、行政文書については、担当者が平成24年に1名となり、しかも専任ではなく他の業務と兼務のため0.5名体制で、公文書の整理、閲覧に供するための個人情報など非公開内容の審査、明治初年から昭和21年度の「長野県行政文書」1万783点のデジタル化を進めなければなりません。また、不要文書目録から歴史資料として何を残すか選別するためには、複数の目で判断する必要があります。他県では公文書館を単独設置し複数職員で対応している例もある中で、本県の公文書館機能を担う県立歴史館の体制は、これで十分なのか疑問です。古文書においても同様で、大量の古文書が未整理となっています。失われたら取り返しのつかない古文書の整理・保存を進め、民間に存在する古文書を県外に流出する前に収集するためには今の体制では到底人手が足りません。条例施行後に公文書館機能を果たして行くための人員の増員が必要と考えますが、原山教育長のご所見を伺います。

また、県立歴史館の行政文書書庫内の空欄の長さは600メートルほどであり、年間80メートルほど簿冊等を収納することから、これまでの推移で収蔵していくと8年以内に満杯となる見込みと伺っています。新規受入文書のデジタル化を進めると共に、廃校などの空きスペースを活用することを提案しますがいかがお考えでしょうか。原山教育長のご所見を伺います。

本年の2月県議会の代表質問で、当会派の小島代表から指摘しました通り、県民共有の財産である公文書の適正な保存、活用を図るためには、専門的な人材が必要不可欠であり、永年保存価値のある情報を査定、収集、整理、保存、管理し、閲覧できるよう整える専門職であるアーキビストを、県立歴史館や知事部局に配置できることが理想です。令和4年度の公文書管理条例の本施行に向け、このような専門的な人材の確保・養成について、関総務部長にご所見を伺います。

次に、信濃美術館の名称と運営について質問いたします。昨日、西澤議員から同趣旨の質問がありましたが、条例案にある、県信濃美術館の「長野県立美術館」への名称変更は、私も反対です。信濃美術館は県内外で浸透し親しまれてきた名称であり、わざわざ「信濃」を削除する理由が理解できません。日本人なら、信濃と言えば長野県のことだと当然わかりますし、長野県民皆が県歌信濃の国を歌えることは、他県民から驚きを持って知られています。県民統合の象徴である「信濃」の名称は、むしろ残すべきと考えます。海外向けにも「長野県立」とあれば「長野の」「県立」美術館であることは一目瞭然であり、オリンピック・パラリンピック開催都市長野のネームバリューは「長野県立」で活かせます。また、書道界で初めて日本芸術院賞を受賞した、偉大なる書道家であり故郷の誇りである、川村驥山が題字を揮毫した「信濃美術館」の館銘板もあり、それ自体が芸術作品である信濃美術館の館銘板を無駄にするのは、あまりにももったいないと言わざるを得ません。知名度と愛着がある信濃美術館の名称を変更すべきではないと考えますが、「信濃」を削除した理由と、「長野県立信濃美術館」とした場合にどのような支障があるのかについて阿部知事のご所見を伺います。

次に、信濃美術館の運営について質問いたします。近年の文化施設は、単なる学習する場から楽しむ場へと変化を遂げています。以前視察させていただいた安城市図書情報館「アンフォーレ」は一部エリアを除き館内で飲食ができ、おしゃべりするスペースが設けられていました。福井県立恐竜博物館は多種多様なオリジナルグッズを販売しているのが印象的でした。新しい信濃美術館も、そこへ行けば楽しい事があると思える美術館として、単なる芸術鑑賞の場としてではなく、館内だけではなく、アート・グルメ・ライフスタイルを周辺の「まち」と一体として、生活を・人生を楽しむ場として運営していただきたいと思います。それには、指定管理者の自由度を広げ、オリジナルグッズの開発・販売等の積極的な事業の展開や外部資金の獲得等を可能にする仕組みづくりが必要だと考えますが、運営の方向性について増田県民文化部長にご所見を伺います。

最後に、林業大学校男子寮の個室化について質問いたします。老朽化した林業大学校男子寮の建て替えが計画されていますが、現行と同じく4名の相部屋で建て替える方針となっています。憲法第13条で保障されるプライバシー権は、 当初「一人でいさせてもらえる権利」から始まり、現在は「情報コントロール権」とするのが通説ですが、公費で建設し運営する林業大学校に入校したければ、プライバシー権という憲法上の権利を放棄しなければならないと言うのは、人権上・公益上、問題ではないでしょうか。森林環境譲与税導入による森林整備促進が図られている現在、林業の専門家の育成が喫緊の課題であるにもかかわらず、令和2年度の入学者は、定員わずか20名にも関わらず定員割れして18名の入学者しか迎えることができませんでした。推薦入学者の比率が落ちたとか他県に林業大学校が設立されたからとの説明がなされましたが、他より魅力ある林業大学校ならば入学辞退は起こらないのではないでしょうか。また、他県の学生寮で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したのは記憶に新しいところで、密にならない工夫が求められる中、これから建設する寮を4人部屋とするのは時代に逆行していると言えます。全寮制自体は、協力し合う関係性を醸成するために必要かもしれませんが、せめて寝室くらいは個室にすべきと考えますがいかがでしょう。阿部知事のご所見を伺います。

以上で私の質問を終わります。

postheadericon Go To Travel キャンペーン。「民度」が試されるのか・・・。

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりません。むしろ、緊急事態宣言解除により東京を中心に感染者が増加し、地方に波及している傾向です。我が長野県においても、5月12日に76名目が確認された後、6月19日に1名確認されただけで、第1波は収束かと思っていたところ、ここにきて、7月12・13・15日に1名ずつ感染者が確認されました。13日の方以外は東京由来であることがわかっていますので、過度に心配する必要はないと考えますが、感染拡大局面にあることは素人目にも明らかです。もうしばらくは、経済を回しつつも慎重な行動が求められるところです。

なのに、ここでGo To Travel キャンペーン! しかも前倒しで実施って・・・。

観光関連産業を守りたいという思いはわかります。それ自体は賛成ですが、「今」「感染拡大地区から」「前倒しで」「地方に」「旅行させる」って、新型コロナウイルス感染症拡大キャンペーンと言われても反論できないのではないでしょうか。国民民主党をはじめとする野党4党がGo Toトラベルキャンペーン延期を求めることで一致しましたが、安倍政権は聞く気はないようです。

麻生財務大臣が海外要人に、「日本は民度が高いんだ。おたくの国とは違う。」という趣旨の発言をしてしまったようですが、本当に、政府が感染症拡大キャンペーンになるような事業をする以上、国民の「民度」が頼りだと思います。都会から地方への旅行は、もうしばらくご遠慮ください。地方の方は、県内や感染者がいない隣県へご旅行ください。

コロナ禍によりストレスが溜まっている人は多いと思います。特に、子ども達は我慢を強いられている状況です。お子さんを連れて、安全に気をつけつつ、外出するのも大切なことですので、日頃の散歩や運動、気をつけつつの旅行等、心身の健康にご留意いただき夏を乗り越えていただきますようお願いします(^-^)。

長野県新型コロナウイルス感染者推移

postheadericon 新型コロナ長野県内78例目が発生しましたが、東京由来です。

長野県内で78例目の新型コロナウイルス感染症陽性者が発生しました。軽井沢に別荘をお持ちの東京の方が都内で感染し長野で検査・陽性・入院とのことです。長野県における新型コロナ陽性者のほとんどが、都会で感染して長野県内で検査・陽性・入院・退院ですので、長野県内においては、過剰に心配する必要はないと考えますが、この方が都内で会食した6名中3名が感染確認されたことから、都会での密な会食はまだまだ控える必要があると言えます。

政府は経済をまわすことに重点を移す姿勢を変えず、Go Toトラベルキャンペーンを22日から開始しますが、感染拡大キャンペーンにならないよう、国民一人ひとりが状況を的確に判断し、感染しない・させない行動をお取りいただきますようお願いいたします。(本来は、政府が的確な状況分析をして国民に知らしめるべきなのですが・・・。)

都会の皆さん、新型コロナが収束したら、密で窮屈な都会から、広々とした自然豊かな長野県へ移住してみませんか?(^-^)

postheadericon 通学路の安全を! 辰巳新道(県道清野篠ノ井停車場線)改修の説明会が開催されました。

地元の通学路である辰巳新道(県道清野篠ノ井停車場線・都市計画道路岩野二ツ柳線)改修の説明会が開催されました。50年に亘りほぼ放置されてきた、小学校の通学路であり地域の主要な道路で、12時間の通行量が大型車を含めて5,000台もあるのに幅員は5.5mしかなく、もちろん歩道もないという危険な県道が、ようやく具体的な改修に向けて動き始めました。
辰巳新道1 辰巳新道2

 

詳細設計を基に、用地測量と物件調査、用地取得を進め、拡幅し歩道を整備します。地権者の皆さんには、子ども達の命を守るため、前向きなご理解・ご協力を心からお願い申し上げます。
6月定例会の建設委員会でも要望しましたが、御幣川五差路から旧国部分の230mプラスアルファより旧国から18号バイパスまでの方が危険なのに、「まずは現在進めている部分の改修を優先して早急に実現したい(意訳)」では、上の写真部分の改修、あと何年・何十年かかるのか・・・。
同時進行による800m全体の改修を、あきらめず、しつこく(^^ゞ、求めてまいります(^^)v。

postheadericon 選択的夫婦別姓を考えるウェブ会議に参加しました

新型コロナウイルスの影響で、最近は直接お行き会いしての会議が難しい状況になりました。代わりに、ウェブ会議が盛んになっており、選択的夫婦別姓を考えるウェブ会議に5月10日、参加させていただきました。
Zoomを使っての会議で、初めての経験故、前日になってデスクトップではマイクが必要になることに気づき買いに行き、在庫が枯渇している状況を知ることが出来つつ、何とか残り在庫の一番安いマイクを買うことが出来ました(^^ゞ。
選択的夫婦別姓に関しては、私自身は、19歳の時に政治家を志したため、苗字を変えるという選択肢はありませんでした。ただ、夫婦同姓を強制する民法の下、法律婚をするならどちらかの性にならざるを得ず、私が変える気がないから妻に変えてと言っては男女同権に反することから、私は若い頃から、個人のアイデンティティーを守り、夫婦別姓だった日本の伝統を取り戻すべく、夫婦別姓にすべきと考えていました。私個人としては、妻が望月になりたいと言ってくれたので、すんなり法律婚が出来ましたが、結婚における障害は可能な限り取り除くべきと考えます。

ウェブ会議では、夫婦同姓強制により困りごとがある皆さんからの実情をお聞きすることが出来、有意義な時間を過ごさせていただきました。別姓にしたい方も同姓にしたい方も、誰も困らない「選択的夫婦別姓」。あと一歩で実現できる時期が来ています。ぜひ、ご賛同いただきたく、お願い申し上げる次第です(^-^)。

選択的夫婦別姓

postheadericon 議員歴13年目を迎えました

6月定例会1

2019年10月1日、議員歴13年目を迎えました。皆さまの絶大なるご支援を賜り長野市議選に初当選させていただき、2007年10月1日から任期が始まり、3期務めました。その後、この4月の県議選で初当選させていただき、現在9月定例会中です。

あっという間の12年でした。0歳児の長男を抱えての初出馬。その後、長女・二女が生まれ、子育てしながらの議員活動でしたが、当事者ならではの提言をし、結果を出すことも出来ました。4月頭の県議選で飛び回っているうちに、長男は中学生に、二女も小学生になりました。卒業(園)式・入学式にいけなかったのは残念ですが、任期中に長男は高校生になります。

浅学菲才の身ではありますが、子育て一段落の時間的余裕を更なる情報収集に向けると共に、生活者の実感を基にした提言をこれからも続けてまいりますので、皆さまのご指導・ご鞭撻・ご支援を、よろしくお願いいたします(^-^)。

postheadericon 9月定例会で一般質問を行いました

長野県議会9月定例会で一般質問を行いました。内容は、幼児教育・保育の無償化についてとMICE誘致促進事業補助金についてです。↓

https://www.youtube.com/watch?v=-RNgTpZ_B50&feature=youtu.be

声が小さくて聞きづらいので(^^ゞ、以下に元原稿を添付いたします。アドリブを入れていますので、発言通りではありませんが、ご参考まで。

改革・創造みらい、望月義寿でございます。 通告に従い質問いたします。前向きなご答弁をお願いいたします。

まず最初に、幼児教育・保育の無償化について質問いたします。いよいよ、明日10月1日から幼児教育・保育の無償化が始まります。安倍政権の掲げる「全世代型社会保障」の目玉政策であり、3歳以上児がいる全世帯と、3歳未満児がいる住民税非課税世帯が対象となります。3歳以上児は、認可保育所や認定こども園などの利用料は、世帯所得にかかわらず完全無料となり、認可外保育施設、ベビーシッター、ベビーホテルといった認可外保育サービスは月3万7000円、幼稚園の預かり保育は月3万7000円(預かり保育なしの場合は月2万5700円)を上限として補助の対象となります。住民税非課税世帯の3歳未満児は、認可保育所や認定こども園などの利用料が完全無料、認可外保育サービスの利用料は月4万2000円を上限に補助の対象になります。財源には消費税増税分が充てられ、年間7000億円を超える予算が費やされます。インテージリサーチが全国の16~79歳の男女1万803人を対象に行った調査によると、約7割が無償化に賛成し、未就学児と同居する人では、男女共に9割近くが賛成と回答しています。一方、保育の専門家からは根強い批判の声があり、日本総合研究所の主任研究員で、子ども・女性政策が専門の池本美香氏は、ビジネスジャーナルの取材に対し、「子どもの人権への配慮が足りない」「少子化をかえって進めることにさえなりかねない」と述べておられます。

何故、このようなことになるのか。

ご承知のように、元々、保育園は、世帯所得により保育料が決まる応能負担となっており、一月の保育料、例えば長野市の場合、最高額のD11世帯で31,800円、D1世帯では11,900円、住民税非課税世帯では1,200円と、1日8時間以上、月20日前後預かってもらえる割には格安になっています。しかも、同時に通う第2子は半額、第3子は無料です。全国的に移住・定住促進や子育て支援のため、保育料を無料、低額としている自治体が多い現在、国による保育料の無償化は、子育て支援策・少子化対策としては効果が薄いのみならず、むしろ無償化の恩恵を受けようと希望者が増え、待機児童を増加させることにもなりかねません。また、待機児童解消前に無償化することから、国の設置基準を満たさない認可外保育園も対象とされてしまいました。今後5年間は経過措置として、市町村に「保育の必要性の認定」を受けることを条件に3歳以上児の利用料が月3万7,000円まで無償となります。認可外保育所にも、特色ある教育方針を掲げ、あえて認可外を選ぶ施設がある一方で、面積基準や保育士の配置基準が満たせない劣悪な環境ゆえ認可外となる施設が多いのが実情です。いかに保育の質を担保し、子ども達の安全と育ちを守るのか。本来は、待機児童の解消と保育士の待遇改善を行い、質の確保をしてから無償化すべきでしたが、明日から制度が始まってしまいます。

既に、無償化に伴う実務を行う市町村では事務作業煩雑化などによる負担が増加しています。無償化が支障なく実施されるために、県としても市町村の支援を行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。県民文化部長に伺います。

ご答弁をいただきました。子育て中の保護者の立場からすると、幼保無償化より高等教育の無償化を進めていただきたいというのが率直な気持ちであり、少子化対策としても効果的だと考えます。来年4月から高等教育の就学支援新制度が始まりますが、無償化や給付型奨学金支給の対象となるのは住民税非課税世帯とそれに準じる世帯の学生に限定されます。しかしながら、地方から都市部の大学へ通うとなると、住居費もかかることから、都市部の世帯より親の負担は大きく、無償化の対象範囲拡大が望まれます。むしろ、幼保無償化の予算は高等教育の無償化の範囲拡大に向けるべきと考えます。このように、国の制度設計は、地方の実情と乖離しているように思われます。

今回の幼児教育・保育の無償化だけでなく、地域の実情に基づいた子育て支援制度拡充を県から国に求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。県民文化部長のご所見を伺います。

次に、 MICE誘致促進事業補助金について質問いたします。

MICE誘致が全国的・世界的に推進されています。例えば、高松市はMICE振興戦略の下、開催効果が高いとされる国際会議や学会等のコンベンションを中心に、地域への経済波及効果が高いインセンティブツアーや、ビジネス効果が高い展示会についても誘致に取り組んでいます。高松空港からリムジンバスで40分の、市内のサンポート地区にMICE機能が集積しており、市内宿泊施設に9,000人を超える収容が可能な好条件を活かし、香川県と共に合計最高1,000万円の開催支援補助金も用意して誘致を行っています。香川県は現在、5,000人規模の新県立体育館を整備予定で、高松市・香川県によるMICE誘致は更に進む見込みです。

本県もMICE誘致に取り組み、本年度からMICE誘致促進事業補助金を整備していただきましたが、本県の制度は海外からの参加者がいないと補助対象となりません。また、上限額も100万円と、香川県と比して魅力的とは言えません。誘致合戦となっている現在、他都道府県より有利な制度になるよう、補助対象を拡充するとともに、補助限度額を引き上げるべきではないでしょうか。観光部長のご所見を伺います。

以上で私の質問を終わります。