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Archive for 9月, 2012

postheadericon 住宅火災で出動!

9月25日、9月議会が終了し、帰り支度をしているところに消防団の仲間から住宅火災のため出動要請の電話が入りました。とるものもとりあえず、帰宅し活動服に着替え、火災現場に駆けつけました。隣の分団の管轄でしたが、民家が全焼する火事で、篠ノ井の消防団はほとんどの分団が出動しました。

私が到着した時には鎮火していましたが、まだまだ、くすぶっていたため、消防署員の消火活動をサポートし、ホースを持ちあげて火災現場に入りました。焼け焦げた臭いの中、散乱するガラスを踏みしめての消火活動で、消防長靴の底に鉄板が入っていることに感謝です。

火災発生が15:30頃、鎮火が16:30頃でしたが、署員・団員は18:30頃まで消火活動にあたり、地元の分団員は21時まで現場に残って再燃しないよう見守ることになりました。

火災・災害が発生し、出動するたび思いますが、消防署員・消防団員、本当に地域の安全を守るために必要不可欠な存在であり、そのご活躍に敬意を表します(^-^)(団員の私が言うのも何ですが(^^ゞ)。そして、火災・災害の怖さを現場においてつくづく実感します。全ての人が、安全に安心して暮らしていけるよう、公私ともに、これからも頑張ってまいります(^^)v。

皆さん、本当にお疲れさまでした(^-^)。

postheadericon 救命救急センターの指定を求める請願の審査結果

請願審査の続きです。残り2件の請願は、「長野医療圏の北部と南部に新たに1か所ずつの救命救急センターを指定することを求める請願」と「長野医療圏に2か所目の救命救急センターを指定することを求める請願」で、一括審査の上それぞれ採決されました。

現在、長野医療圏には長野赤十字病院のみが救命救急センターの指定を受けていますが、日赤さんだけで栄村から坂城町までの3次救急に対応出来るはずもなく、南部地区においては篠ノ井総合病院、北部地区においては長野市民病院等が24時間体制で救急車を受け入れ、実質的に3次救急に対応していただいております。故に、私は、犀川南部地区の市民や千曲市民・坂城町民の命を守る観点から、厚生連篠ノ井総合病院を2か所目の救命救急センターに指定してもらいたい、との請願の紹介議員になりました。

この件に関しては、改革ながのの倉野代表のご尽力により請願を提出するはこびとなり、それでありながら、請願を通すことが重要とのご判断から、篠ノ井総合病院運営委員の塩入学議員・望月義寿・松田光平議員が中心的な紹介議員となり可決を目指す形にしていただきました。私と松田議員で各会派にご賛同をお願いにまわり、中心中の中心である窓口議員には全会一致の採択を実現すべく、最大会派新友会の松田議員になっていただきました。

ところが・・・。

対抗上なのでしょうが、長野市民病院の意向を受けた?長野市医師会から前者の請願が出されたため、話が複雑になり、日赤さんが激怒しているとの話も聞こえ、新友会としては、「じゃあ継続に」と棚上げする方針になってしまいました。前者は寺澤和男委員・後者は松田議員が紹介議員になっているにも関わらず、会派のメンバーが紹介議員である請願を継続審査にしようというのは、それらの議員をなめているとしかいいようがありません。松田議員には、事前に、会派の方針転換を働きかけていただくようお願いし、対応していただきましたが、新友会の方針は変わりませんでした。

福祉環境委員会において、前者の紹介議員である寺澤委員は、その必要性につき熱弁をふるってくださいました。後者の紹介議員である私も熱弁をふるい、継続にしようとする委員諸氏の非論理的な主張に反論し、結局のところ、指定する権限は知事にあるのだから長野市議会は長野市議会としての意思を県に伝えよう、千曲市・坂城町の議会では後者の請願が採択される見込みなのに、本家本元の長野市議会が継続では、県に間違ったメッセージを送ってしまう危険性があることも考えて今回採択しましょう、と論陣を張りましたが、採決は、まず継続審査につき賛否を問い、両請願とも継続賛成6名で継続審査となりました。

福祉環境委員会、共産党の伊藤議員がお亡くなりになった結果、繰り上げ当選した山本議員が新友会に所属し、かわりの委員になった結果、議会構成より市民意見を聞かない議員の比率が高い委員会として1年間過ぎてまいりました。また、いつも2対6で否決される案件が多かったですが、本来は2対7になるはずでした。反対するはずの新友会委員1名がご病気のため、ほとんど出席されなかった結果でした。

議会は、結局のところ数の論理がまかり通る世界ですので、現状の中での頑張りには限度がありますが、それでも議会改革・市民意見の反映、進めるべく頑張ってまいります(^^)v。

そして、有権者の皆様にご理解いただきたいのは、「今の議会構成を決めたのは有権者の投票結果」であることです。ご意見・ご要望・ご不満がなければ問題ありませんが、ご不満がおありならば、「市議会だより」の採決表をチェックしていただき、それぞれの議員がどういう採決を行っているかをご注視いただきたいと思います(^-^)。

私は、自身の信念に基づき、子育て支援・農林業振興・故郷の活性化等、あらゆる分野につき、今後とも全力で取り組んでまいります。皆様方のご指導・ご鞭撻を、どうぞよろしくお願いします(^-^)。

postheadericon 福祉環境委員会報告(放射能測定)

9月18日(火)、長野市議会福祉環境委員会が開催され、議案・請願の審査が行われました。議案は全て原案通り可決され、所管事項審査において様々な意見・要望が出されました。議案の可決も、所管事項審査における意見・要望も概ね妥当なところでしたが…。

請願審査については、思いっきり「異議あり!」です。4件提出され、それぞれ2件づつが同趣旨の内容のため、それぞれ2件につき一括審査しましたが、「長野市の放射性物質検査に関する請願」と「放射性物質検査の充実を求める請願」、ほとんど内容が同じであるにも関わらず、前者は全会一致で可決、後者は6対2で否決されてしまいました。わずかな違いは、後者が請願趣旨で「より詳細な検査が行える機器の購入も視野にご尽力いただきたい」とあったことと、請願項目に「牛乳」の検査も、との文字が入っていたことに尽きます。国の基準では牛乳に関して、一般食材の100Bq/kgではなく50Bq/kgを基準値としたため、消費者庁から貸与されるNaIシンチレーションスペクトロメーターのスクリーニング検査では安全性を確認出来ないため、牛乳の検査を行うためにはゲルマニウム半導体検出器の購入が必要になるかもしれないから否決しようという、わけのわからない理由で否決されてしまいました。(前者の請願にも当初は「牛乳」の文字がありましたが、途中で訂正されました)。

子ども達の安全のために、わずか1700万円のゲルマニウム半導体検出器が購入出来ないほど長野市の財政は逼迫しておりません。にも関わらず、「購入せよ」とまでは言わず「購入も視野に入れて」との請願すらあっさり否決してしまう委員諸氏の感覚には愕然とします。

請願とは、全ての人に認められた憲法上の権利です。その請願を受け、それが必要なことなら、当然為すべきであり、長野市議会に出された場合、その妥当性は長野市議会が決めることです。長野市が実施する気がないからといって、議会が、「市当局の方針に反するなら否決しよう」というのでは、議会の存在意義に関わる大問題です。

委員会は、本来、委員間で議論し、問題に関する理解を深め、より良い結論を導き出す場です。故に、私は、反対委員の発言に対し、一つひとつ丁寧に反対する理由の誤りを指摘して翻意を促し、それらの発言をした委員は何ら反論出来なかったにも関わらず、否決の結論ありきの新友会・公明・無所属の委員6名が反対し、私と池田清副委員長2名の賛成で、6対2で否決されてしまいました(小林義和委員長は賛成でしたが、立場上投票出来ませんでした)。

今回の福祉環境委員会では、意見を述べたいという請願者の参考人招致を全て否決して、まさに「聞く耳持たず」の状態で請願審査に当たるという異常事態になりました。他の委員会では希望する請願者は全て参考人招致したことを考えれば、現在の福祉環境委員会の異常さがご理解いただけるかと思います。

そんな状況の下、委員長・副委員長が円滑な委員会運営を進めるお立場から、発言を抑制せざるを得ない中、フォローをいただきつつも「孤軍奮闘」してきた1年間でした。ご理解・ご支援いただいた皆様(委員長・副委員長も、もちろん含めて(^-^))に改めて感謝申し上げるとともに、市民の声を聞かない議会・委員会のあり方を変えるべく、10月の改選により別の委員会に移っても、その場でしっかりと頑張ってまいります。

(救命救急センターの請願に関しては後日ご報告します)

postheadericon 9月市議会開催中です

長野市議会9月定例会では、補正予算として、7億8237万1千円の増額予算案が上程されました。可決されれば、補正後の予算額は1535億7985万1千円となります。主な内容は、ポリオの予防接種に使用するワクチンを従前の生ワクチンから、より安全な不活化ワクチンに切り替えるために必要となる経費9417万9千円や、小規模特別養護老人ホームの整備や開設準備にかかる経費に対する補助金1億8320万円、7月8月の集中豪雨により被災した道路や河川の復旧費等1億6410万3千円などがあります。

この議会、耳目を集めたのは、やはり、南長野運動公園総合球技場(←言いにくい上に、何処にあるのかわかりづらいので「篠ノ井スタジアム」等に名称変更すべく提言してまいります。)の改修についてでした。地元篠ノ井の議員であり、南長野青年会議所会員時代からAC長野パルセイロを応援し、改修を求めてきた私としては、当然、改修には大賛成であり、懐疑的な議員に賛成していただくよう説得してまいりました。パルセイロは昨年JFL2位であり、4位であった松本山雅がスタジアムと平均入場者数がJ基準を満たしていてJ2に昇格出来たのに、それより強いパルセイロがスタジアムと入場者数が足りていないためJFL残留の憂き目にあいながらも、前向きに頑張り、現在、JFLトップを走っております。天皇杯でもJ1チームを破る大金星を収める等の、地元長野として嬉しい状況の下、そのチームがスタジアムが整備されなければ永遠にJリーグに上がれないことを考えれば、スタジアムは整備すべきであり、議員諸氏にはご理解いただけている状況です。おそらく、それでも反対される議員はお一人くらいかと思います。

しかしながら、大賛成の私としても、当初60億円と試算されていた改修費がいきなり本体工事69億円でその他を含めると80億円になる予定であり、説明もそこそこ9月議会で上限額80億円の債務負担行為の設定をご承認いただきたい、と言われても唐突感は否めません。観客席2万の松本アルウィンは総工費60億円とのことです。ピッチが完備されている篠スタ(勝手に命名(笑))の「改修」に80億円かかるというのは過大な試算と言わざるを得ません。やはり、大規模事業を進めるに当たっては、丁寧な説明が必要と考えます。「改革ながの」の倉野代表・松木顧問・小泉副幹事長と、それぞれ角度を変えて質問しました。幹事長の私としては、皆さんの思い・ご心配をきちんと受け止め、市当局の丁寧な説明を求めながら、改修に賛成しつつ、地元に経済効果が生じ、スポーツ振興・青少年育成に意義のある事業になる提言してまいります。

(請願については、また改めてご報告します(^-^)。)