年度初めから現在に至るまで、各種総会が毎週数団体開催されています。様々な団
体の総会が開催されますが、この頃では、期成同盟会の総会が開催されています。
7月12日は岡田川改修期成同盟会総会・篠ノ井地区千曲川堤防改修促進期成同盟
会総会、15日は聖川改修促進期成同盟会の総会が開催されます。他にも国道・県道
の期成同盟会が開催されています。期成同盟会は、道路や河川・堤防等の新設・改
修を求めるために結成される会で、地元や行政が中心となって活動しています。安全
・安心・快適な地域社会実現のためには、地元の要望を「熱意をもって」国・県・市に
働きかけていかないと「取り残されて」しまうため、毎年要望活動を続けていますが、
会によっては、30年以上も要望を続け、未だに達成できず解散できない期成同盟会
もあります。しかしながら、こうした活動の積み重ねにより、災害に強い地域づくりが徐々
にではありますが、進められています。
長野県は、まだまだ田舎で道路・河川・堤防の整備・改修が進んでいない場所も多く
あります。日本一の河川である千曲川に、なんと「無堤地区」(堤防のない地区)が
存在しているのが現状です。そのため、上流で増水した時に、せっかく内水を排出す
る排水機場があるにもかかわらず、下流にある立ヶ花狭窄部上流地区やその下流の
無堤地区に被害が生じないよう、千曲川へ内水を排出するために機場を稼働するこ
とが出来ない場合もあり、一日も早い、総合的・抜本的な治水対策が求められていま
す。国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所としても、ご認識の上お取り組み
いただいているところですが、地域の安全・安心のため、今後も、事業のスムーズな執
行を早急に行うよう、求め続けてまいります。