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Archive for 9月, 2017

postheadericon 「サキベジ」一辺倒の請願に反対する討論を行いました

 健康寿命延伸は、全ての人にとって重要なことであり、行政としても取り組むべき大切な課題です。私も、その観点からスポーツ環境の整備や地域コミュニティーの活性化策、福祉の推進を提言してきました。ですから、この9月定例会に、「健康長寿を目指し、市行政、市議会が食に対する意識啓発に積極的に取り組むことを求める請願」が提出されたこと自体は望むところなのですが、この請願は「サキベジ」の推進に偏り過ぎていて賛成できかねました。サキベジは、10分間、まずは野菜を食べ続けるべき、との運動なので、長野市保健所は、低栄養になりがちな高齢者の健康増進のためにはたんぱく質の摂取を推奨したい立場です。

これらの総合的見地から、我が会派は、この請願を継続審査として更なる議論を行うべきと主張しましたが、サキベジ推進派の公明党と、それに同調する新友会の多数決により、あっさり採択されてしまいました。サキベジは、肥満解消のためには有益のようなので、反対するつもりはないのですが、たんぱく質を意識的に摂取すべき高齢者がサキベジを実践して健康被害を生じたら取り返しがつかないため、我が改革ネットは、請願を採択すべきとした委員長報告に反対しました。特に、我が会派は、総合的な健康づくり推進条例を制定した宇部市を視察させていただいた経緯があるため、黙っているわけにはいきませんでした。

何故、反対するのかを明らかにするため、私が会派を代表して反対討論を行いましたので、その討論を以下に記載します。

「17番、改革ながの市民ネット、望月義寿でございます。

請願第36号、健康長寿を目指し、市行政、市議会が食に対する意識啓発に積極的に取り組むことを求める請願を採択すべきものとした福祉環境委員会委員長報告に反対の立場から討論を行います。

本請願は、請願事項を「健康寿命延伸を目指すまちにふさわしい姿勢を、市民に分かりやすい形で積極的に発信すること」と結ばれており、その趣旨には会派一同大いに賛同するところです。健康寿命延伸は誰しも望むものであり、本市においても、第三次長野市健康増進・食育推進計画「ながの健やかプラン21」を策定し、市民の健康増進に努めています。

しかしながら、健康増進のためには、その人その人に合わせた、きめ細かい総合的な対策が必要であり、例えば、近年、高齢者の低栄養、栄養欠乏が問題となっている状況で、栄養過多の人に効果があるサキベジを一律に推奨すると、かえって健康被害が生じかねません。

会派で視察させていただいた山口県宇部市では、健康づくり推進条例を制定し、行政・市民・事業者・地域・市民団体・健康づくり関係団体が、それぞれの役割を明らかにし、協働・連携して積極的に健康づくりを推進しておられました。

本来は、この請願趣旨をしっかりと受け止め、市民の食生活・運動習慣・医療体制・地域交流・住環境、生活環境、交通環境の整備など、総合的観点からの健康づくりを考え、できれば、議員提案で健康づくり条例を制定することも視野に議論すべきであると考えます。拙速な請願採択に反対し、私の討論といたします。」

postheadericon 自己保身解散に呆れる他なし・・・

安倍首相が解散・総選挙を決めたようです。加計問題を始めとする、「自らの」、言い逃れができないスキャンダルに蓋をするため、民進党が弱っていて、都民ファーストが準備不足のこの時期なら、大義なき解散をしても勝てるという世論調査結果による判断とのこと。どこまで国民を馬鹿にしているのかと呆れる他ありません。

思えば、安倍首相は、全て「自分ファースト」でした。尊敬する祖父である岸信介元首相がA級戦犯とされたこと・日米安保で批判されたことに対する恨みを原点に政治活動を始め、「アメリカのために日本人の血を流さなければ」との信念に従い、自身の思いと趣味により、憲法や国民生活をないがしろにして政治を行ってきました。今回も、北朝鮮からミサイルが飛びまくり、Jアラートが鳴る危機的状況にもかかわらず、「今なら選挙で勝てるから」「スキャンダルをやり過ごしたいから」という、自身の保身のために解散して政治空白をつくることも厭わず、ただただ、自分の利益しか考えない方が首相であることを悲しく思い、かつ、この選挙も勝ってしまうであろうことに絶望を覚えます。

選挙前なので投票依頼はできませんが、戦後最悪の安倍政権を倒すべく、微力ながらも全力を尽くす覚悟を述べさせていただきます(^^)v。

postheadericon 個人質問を行いました

平成29年9月定例会において個人質問を行いました。取り上げたのは、

(1) 南部図書館の建替えと公共施設マネジメント指針について

(2) 学校給食費の自治体徴収について

(3) 放課後子ども総合プランの配分金について

(4) 犀川南北間の渋滞解消に向けた市長の決意について

です。いつもよりカミカミですが(^^ゞ、内容的には意義のある質問になったかと思います。ぜひ、ご覧ください。↓

http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=66&category_id=3&inquiry_id=2067

 

postheadericon 議員の不祥事についての所感①

最近、議員の不祥事が続き、大きく報道されています。論外の事例も多く、あえてコメントしませんでしたが、やはり、私の所感を述べるべきかと思い、それぞれの案件について発言したいと思います。

まずは、豊田真由子衆議院議員の暴言・暴行報道について。

あの音声は衝撃的でしたね。音声や映像が実情を伝える素晴らしいツールであることを改めて認識しました。論外の案件であり、豊田議員をフォローするつもりは全くありませんが、衆議院議員の秘書経験者として、実情の一端を推測してご説明したいと思います。

暴言・暴行は、当然のことながらあってはならないことです。国会議員たるもの、誰よりも人格者であるべきだと私は思います。ただ、たった一人しか当選できない小選挙区制で勝ち残るためには日頃の努力が重要であり、真面目な議員ほど、議員活動も選挙活動も頑張り、いかに効率的に効果的に働くかを考え、実行しています。当然、国会議員は優秀な方が多く、秘書は議員が落選すると解雇されるため、政治家志望の労働条件を気にしない方は別として、安定した職に就いていた優秀な方が飛び込むことは少ないのが実情です。故に、必然的に秘書は自身より能力が劣る人がなることが多いわけです。国会議員としては、「何でこんな簡単なことができないんだ!」「何でこの程度のことにこんなに時間がかかるんだ!」「何でこんなあり得ない失敗をするんだ!」という不満を抱えつつ秘書を雇う状況になります。しかも、個人事務所なので、雇う・解雇するを議員が決定できる、まさに、秘書の「生殺与奪」を握っている独裁的立場にあるわけです。その独裁的立場から秘書の人権を無視した扱いをする議員の下には優秀な秘書は残らず、結果、他では働けない方が秘書になる、無能な秘書に議員が激高する、という悪循環になります。

かく言う私は、篠原孝衆議院議員の下で2年間修業させていただきました。知らないことだらけの私を、厳しくも優しくご指導いただき、本当に心から感謝しています。我が人生において、篠原代議士ほど優秀で、裏表なく、パワフルに働く方を知りません。しかも、価値観がほぼ同じなので、「篠原孝政権」ができることを熱望しています。

選挙において、それぞれの候補者の実情は、有権者としては知る機会が少ないかと思いますが、それでも、ぜひ投票に行っていただき、より良さそうな方を選んでいただければ幸いです。長野1区においては、「篠原孝」で間違いないと、「私は」断言します(^^)v