6月26日(日)、信里地区の「元気なまちづくり市民会議」に出席しました。長野市では、
毎年、全地区において、市民の皆さんから地域の要望や提言を、市長をはじめとする
各部長が地域に赴いて伺う「元気なまちづくり市民会議」を開催しています。市民参加
型の政治を行うために重要な意義を有する会議ですが、そもそも、信里地区でお取り
組みいただいた結果、この制度が始まったことから、この会議は信里地区を皮切りに
開催され、全地区年1回のところ、篠ノ井では特別に、信里と篠ノ井全体の計2回行わ
れています。
最初に、市長講演として、3月11日の東日本大震災を受け、本市の防災体制の整備に
つき説明があり、その後、地域からの要望・提言がなされました。茶臼山動物園の休憩
施設整備・農家民泊への行政支援・通学バスのルート変更・信里における防災体制な
ど、地域にとって大切な課題についての市の考え方・対応を求め活発な議論がなされ
ました。農家民泊については、一昨年度から試験的に受け入れを始めていただき、昨
年度は276名の都会の中学生を受け入れ、子ども達にとって本当に貴重な経験になっ
たとのお話を伺っています(農協青年部の信里支部長さんから伺った話によると、食卓
にわらびを出したら、子ども達曰く、「この草食べられるの?」だそうです。農家民泊は
都会の子ども達にとっても、我々にとっても、目からうろこのカルチャーショックで、本当
に意義のある事業だと再認識いたしました。)。信里では、本年度1825名、来年度30
00名の生徒達を受け入れる準備を進めているとのことで、新任の産業振興部長が、「
長く続けるためには無理をしないことが大切です」と心配するほどの拡大傾向にありま
す。本来は、地元の皆さんが頑張ろうというのを市当局が後ろ向きな発言はすべきでは
ありませんが、私も以前から、信里の頑張りを地元篠ノ井の人間として誇りに思いつつ
も、頑張りすぎを心配していましたので、産業振興部長の言葉は納得出来ます。信里
の皆様には、本当に、頑張りすぎず、頑張っていただきたいと、無茶なお願いをさせて
いただき、信里のご発展を心よりご祈念申し上げます。