令和元年 台風19号災害①
令和元年台風19号災害から1ヵ月が経とうとしています。千曲川の堤防が決壊したのは1983年以来であり、極めて大きな被害が生じました。長野県内の被害は、死者5名、全壊863世帯、半壊2,002世帯、一部損壊2,522世帯、床上浸水565世帯、床下浸水2,220世帯であり、現在も686名の方々が避難所生活を送っておられます。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますと共に、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
10月12日、消防団員として出動し、千曲川の水位が越水するほど危険な状況になったため、積載車で「命を守るための行動」を至急とるようアナウンスして東西横田を廻りました。岡田川樋門前の千曲川堤防上に戻ると、越水が始まったため、現場から退避。詰所で団員が交代で待機・交通規制等にあたっている間に、県議として各地の現場確認のため一時離脱させていただきました。
←篠ノ井最大の排水能力を誇る小森第一排水機場。既に岡田川からの内水で浸水し、道路、近隣家屋も浸水していました。
←東福寺にある小森第二排水機場のゲート。堤防をかさ上げしたのに高くしなかったため、千曲川から逆流し、東福寺上組地区で浸水被害が生じました。
←岡田川が千曲川への樋門と小森第一排水機場に向かう大払堰に分かれる横田橋付近。上流の見六橋手前で越水し、御幣川・塩崎に大きな被害が生じました。
←岡田川の越水によって塩崎から御幣川五差路付近まで浸水した御幣川の市道。この後、小森第一排水機場がショートし、排水出来なかったことから1m前後の浸水被害を受けてしまいました。
詰所で朝を迎え、翌13日も現場の確認に向かいました。
←岡田川樋門付近での千曲川越水により西横田でも被害が生じました。樋門を排水機場にしても、そこで越水するなら排水自体が出来ません。機場整備と共に堤防のかさ上げや河道の浚渫も提言してまいります。