長野市議会9月定例会では、補正予算として、7億8237万1千円の増額予算案が上程されました。可決されれば、補正後の予算額は1535億7985万1千円となります。主な内容は、ポリオの予防接種に使用するワクチンを従前の生ワクチンから、より安全な不活化ワクチンに切り替えるために必要となる経費9417万9千円や、小規模特別養護老人ホームの整備や開設準備にかかる経費に対する補助金1億8320万円、7月8月の集中豪雨により被災した道路や河川の復旧費等1億6410万3千円などがあります。
この議会、耳目を集めたのは、やはり、南長野運動公園総合球技場(←言いにくい上に、何処にあるのかわかりづらいので「篠ノ井スタジアム」等に名称変更すべく提言してまいります。)の改修についてでした。地元篠ノ井の議員であり、南長野青年会議所会員時代からAC長野パルセイロを応援し、改修を求めてきた私としては、当然、改修には大賛成であり、懐疑的な議員に賛成していただくよう説得してまいりました。パルセイロは昨年JFL2位であり、4位であった松本山雅がスタジアムと平均入場者数がJ基準を満たしていてJ2に昇格出来たのに、それより強いパルセイロがスタジアムと入場者数が足りていないためJFL残留の憂き目にあいながらも、前向きに頑張り、現在、JFLトップを走っております。天皇杯でもJ1チームを破る大金星を収める等の、地元長野として嬉しい状況の下、そのチームがスタジアムが整備されなければ永遠にJリーグに上がれないことを考えれば、スタジアムは整備すべきであり、議員諸氏にはご理解いただけている状況です。おそらく、それでも反対される議員はお一人くらいかと思います。
しかしながら、大賛成の私としても、当初60億円と試算されていた改修費がいきなり本体工事69億円でその他を含めると80億円になる予定であり、説明もそこそこ9月議会で上限額80億円の債務負担行為の設定をご承認いただきたい、と言われても唐突感は否めません。観客席2万の松本アルウィンは総工費60億円とのことです。ピッチが完備されている篠スタ(勝手に命名(笑))の「改修」に80億円かかるというのは過大な試算と言わざるを得ません。やはり、大規模事業を進めるに当たっては、丁寧な説明が必要と考えます。「改革ながの」の倉野代表・松木顧問・小泉副幹事長と、それぞれ角度を変えて質問しました。幹事長の私としては、皆さんの思い・ご心配をきちんと受け止め、市当局の丁寧な説明を求めながら、改修に賛成しつつ、地元に経済効果が生じ、スポーツ振興・青少年育成に意義のある事業になる提言してまいります。
(請願については、また改めてご報告します(^-^)。)