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postheadericon 長野市議会6月定例会で質問いたしました

6月20日、長野市議会6月定例会で、無利子奨学金制度の創設・拡充について・幼保

一体化への対応と保育所の役割についての、大きく分けて2点につき質問いたしまし

た。前準備の段階で、前向きな答弁は難しいとのことでしたが、子育て世代の代表とし

て、あえて質問し、後ろ向きな答弁に対して切り返して実現を迫る再質問を用意して本

番に臨みました。

ところが…、大学等へ進学する場合の無利子奨学金制度の創設に関しては、「現時

点におきましては、ご提案いただいた制度の創設は、困難と考えておりますが、今後

の、高校生や大学生等を取り巻く環境、各種奨学金制度、雇用をめぐる状況などを注

視する中で、変化に応じた対応をしてまいります。」という、後ろ向きなような・「微妙に

」前向きなようなご答弁をいただき、どこまで突っ込んでいいか迷ってしまい、あまりい

い再質問が出来ず、「制度が存在すること自体に大きな意義があり、長野市の子ども

達は、世帯の所得や成績に関係なく、進学する時には希望者全員が無利子の奨学金

をもらえる、という安心感が将来への希望や故郷長野への誇りとなり、学問に励み、

故郷(ふるさと)を愛する子ども達を育むのではないでしょうか?」と切り返し、制度の

設につき「要望」する形にとどめる結果となりました。

その後、現在、本市で実施している、高校生に対する無利子奨学金制度の増額を求

める質問に移ったところ、ご答弁いただいた教育次長が、私の再質問に対して、大学

の奨学金制度に関わるご答弁をなさったので、言い足りなかった大学等への進学時

における奨学金制度の創設に話を戻させていただき、更なる要望をいたしました。

その後、本市の保育環境・今後の整備の必要性に対するご認識を市長に伺い、一応

「保育園も幼稚園も人格形成の基礎を培う重要な施設で、子育て世代にとってなくては

ならないものであると思っております。」「保育園機能と幼稚園機能を併せもつ現行の認

定こども園や、現在、国が検討中の(仮称)こども園の設置については、子育て世帯へ

のサービス向上の観点から、引き続き、積極的に取り組んでまいりたいと考えておりま

す」とのご答弁はいただきました。これだけを捉えれば、前向きなご答弁ですが、待機

児童はいない」という認識の下でのご答弁なので、どこまで「積極的に」対応していただ

けるかに関しては、残念ながら不透明です。そのあたりを突っ込んだ再質問をしたかっ

たのですが、残念ながら、持ち時間が終わりそうだったため、次の質問に移り、基準の

高い保育環境の維持や、民間企業が電力不足に対応してサマータイムや休日出勤を

行う場合における、子育て世代への配慮につき、本市の働きかけに関して質問し、「働

きかけてまいります」とのご答弁をいただきました。

 

流石に、市民にとって大切な事柄は、難しいことでも、いきなり「ダメ」「無理」という言い

方はせず、「微妙に」前向きなご答弁になることを認識しました。今後は、後ろ向きだが

「微妙に」前向きなご答弁をいただいた場合の対応策も準備した上で再質問に臨もうと

思います。

臨機応変な再質問が出来ず、忸怩たる思いですが、「一応は」前向きなご答弁もありま

したので、担当課に「しつこく」足を運び、実現に向けて取り組みを進めます(2度質問し

て「無理」と言われた米飯給食の100%地産地消は、そうした担当課行脚によって実

出来ました。)。

 

保育・教育環境の整備は、今後の長野市・長野県・日本にとって絶対に欠くことが出来

ない重要な問題であるはずです。長野市では、保育において1歳児と3歳児で、国の基

準を超えた加配を行い子育て支援に取り組んでいます。こうした前向きな姿勢が後退

しないよう、今回の質問において、最後に、「子育て支援は長市が日本一!」と言わ

れるような対応を求めて質問を終えました。唯一、幼児を持つ長野市議会議員として、

子育て支援・教育環境整備・安全な通学路の整備に向け、全力で取り組んでまいりま

す。

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