5月28日(土)、長野南交通安全協会の定期総会に出席しました。長野南安協では、平
成22年度、交通安全活動の推進重点を「交通死亡事故抑止」とし、各種事業を行って
いただき、交通事故発生件数・傷者の減少を実現していただきましたが、残念ながら死
者は前年度1名増の10名でした。本年度は交通死亡事故の発生件数が昨年度より早
いペースだったため、長野県知事が「交通死亡事故多発非常事態宣言」を出すに至り
ましたが、南安協をはじめとする皆様が更なる取り組みを進めてくださったため、現在
ペースが落ちてきているとのことです。交通事故は、被害者・遺族にとって筆舌に尽くし
がたい悲しみをもたらしますが、加害者・家族にとっても人生を台無しにしてしまう大問
題です。交通事故が起こらないよう、安協の皆様の取り組みにご期待申し上げるところ
です。
← 田島会長の主催者挨拶
長野南警察署長のご挨拶もあったのですが、その中で「振り込め詐欺」防止の妙案が
紹介されました。例えば、私は「望月義寿」(もちづきよしひさ)ですが、よく「よしとし」
と間違われます。家に電話をかけて、「よしとしだけど、急にお金が必要になったので
振り込んで」と言っても、家族としては「はあ?」です(笑)。実際に子どもの名前を間違
えた電話に対して「はあ?」と言ったところ、途端に切れたという事例が多かったので、
署長さんとしては、変な電話に対しては、まず、「はあ?」というように、とのアドバイス
をされていました。(結構、効果的だと思います。)
しかし・・・、善良なご老人を騙して、なけなしのお金をせしめようとする若者がいること
を、本当に残念に思います。最近では、こうした詐欺も組織化されて、電話をかける人
は「雇われ人」で、それぞれ役割分担がされており、「実績に応じた対価がもらえる」よ
うな話も聞きますが、いくら不況で、いくら自分が生活に困っても、善良な方・弱い立場
にある方を騙して金儲けしようという人間が我が祖国にいることを本当に恥ずかしく思
います。思いやりに満ち、素晴らしい教育がなされ、人間が人間として幸せに生きてい
ける政治が「当たり前に」行われるよう、教育問題も、しっかりと取り組んでまいります。