Archive for the ‘議員活動’ Category
石家庄市訪問記-その4
21日、石家庄市滞在2日目は、両市の観光PRから始まりました。石家庄市からは、行政はもちろん、観光事業者や観光専門学校の学生等80名ほどにご参加いただき、本市は、経済懇談会のためだけに訪中いただいた1名以外の訪問団全員49名で参加し、観光コンベンションビューローの滝澤専務や開発公社の徳永専務にご活躍いただき、石家庄市向けのDVDを放映・解説した、わかりやすいアピールの上に、目玉としての「おやき」を、いろは堂の伊藤ご夫妻に作っていただき、日中友好協会の女性陣にもご協力いただきました。石家庄の皆さんに試食してもらえたことにより、「見るだけ」「形だけ」でない、心(お腹?(^^ゞ)に響く観光PRになったのではないか、と思います。
その後、張副市長主催の昼食会にお招きいただいた後、午後からは、石家庄市企画館を視察しました。発展を遂げる中国の大都市として、石家庄市も更なる発展に向け、新しく特区を設け、110万人が居住できる都市を整備中です。2020年に再整備が完了した後の石家庄市をイメージしたジオラマは、きらびやか過ぎ、私のような田舎者には別世界のようで逆に実感がわきませんでした…(^^ゞ。(実際に、それだけの発展を遂げているわけですが。)
その後、人民広場に設置されている、長野市からお贈りした「友好の鐘」(善光寺の鐘をイメージした半鐘)を拝見し、ホテルに戻って、人民代表大会常務委員会副主任との会見・晩餐会に出席しました。日中友好協会会長の山根氏によると、人大主催の晩餐会が催されたのは初めてとのことで、山根会長の感動ぶりは、両市の友好が更に進んだことを参加者に知らしめました!
← 友好の鐘
その5に続く
石家庄市訪問記-その3
石家庄市に到着し、亜太大酒店(ヤータイホテル)にチェックイン、ホテル内のレストラン
でバイキング形式の昼食をいただき、経済懇談会に出席しました。
↑ 亜太大酒店(ヤータイホテル)。代表団はA団(市長・議長をはじめとする行政・議会
の代表団)とB団(市民代表団)の二団で訪問しましたが、A団に関しては、中国到着
後の宿泊費・飲食代・バス代等は全て石家庄市負担でした! 同じく、長野市がお迎
えする時には長野市の負担で歓迎しているとのことです。
← 経済懇談会の様子
長野市からも企業家に訪中していただき、経済懇談会が開催されました。きのこ栽培の
殺菌技術に関して本市側から説明があったところ、石家庄市側で、ちょうどその技術を
求めて2名の職員を派遣したところだという企業があり、需給がマッチした懇談会になっ
たのではないかと思います。実際に商談が成立するかは、これからですが、こうした事例
は初めてとのことですので、事前に需給に関してすり合わせをしておけば、儀式ではなく、
真に経済交流に資する有意義な懇談会になるのでは、と思いました。
その後、程凱副市長を表敬訪問し会見が行われました。TVも来ており、その様子は放送
されたそうです。(本来は、市長への表敬訪問の予定でしたが、急な香港出張のため、副
市長に代理を務めていただきました。石家庄市は1020万都市であり、それぞれの分野を
担当する副市長が7名いるそうです。)
← 会見の様子
この席で、鷲澤市長は、石家庄市に対し、「平和市長会議」への加盟を要請しました。
表敬訪問終了後、会場を移して友好都市締結30周年記念式典が開催されました。
↑ 石家庄市から、芸術専門学校の生徒さん達をはじめとする、二胡や京劇、踊り等の
ご披露がありました。返礼に、本市からは、日中友好協会の皆さんから、合唱や楽器
の演奏をご披露し、盛り上がった記念式典になったのではないかと思います。
日本人は、中国のお酒というと「紹興酒」というイメージがありますが、石家庄市ではアル
コール度数が50度前後ある白酒(バイチュー)が一般的だそうです。
↑ 北京・石家庄で夕食をとった全ての会場にはグラスが3つ並べてあり、向かって右か
ら白酒・ワイン・ラスクをつぐようになっていました。白酒用のグラスは極めて小さく、一
気に飲み干せるよう配慮されていましたが、乾杯(かんぺい)をしたら飲み干さなけれ
ばならない風習なので、乾杯の集中攻撃を受けたら大変ですね(^^ゞ。
普通に飲むお酒が度数50度前後というのは、やっぱりカルチャーショックです。その
ため、山根会長は、敢えて初日に白酒の差し入れをしたのだと、実感した二日目でし
た(^-^)。
その4に続く
石家庄市訪問記-その2
翌20日、北京のホテルを出発し、300km南の石家庄市まで、バスで移動しました。
↑ 大気汚染対策に、ポプラの木が高速沿線に切れ目なく植えられていました。苗木の栽培を行う畑も沿線
に見受けられ、緑化に対する努力は並々ならぬものがあると感じました。
↑ 都市部は高層ビルが林立していましたが、高速沿いの郊外には昔ながらの集落と麦畑が広がっていま
した。スモッグと黄砂で見えなくなる先まで広がる麦畑の広大さに、農地が狭く人件費が高い日本農業
が、「品質の良さで勝てるから自由化すべき」と のたまう評論家・政治家の愚かさを、改めて痛感しまし
た。
↑ 途中で立ち寄ったPA。「スーパーマーケット」は、そのまま「超市」でした(^^ゞ。
4時間ほどかかり、お昼過ぎに石家庄市到着。チェックイン・昼食とあわただしい後、午後
2:30からは経済懇談会が行われました。
その3に続く
石家庄市訪問記-その1
4月19日~24日まで、長野市友好代表団の一員として石家庄市を訪問いたしました。
1981年の友好都市締結から昨年で30周年を迎えたことから、今までで一番大勢の代
表団を編成し、市長・理事者・議員・日中友好協会の皆さん、他にも公募市民を募って
の、総勢50名の訪問団となりました。市議会議員は、議長の他に、新友会から3名、
共産・公明・改革ながのから1名づつの合計7名で訪問し、私も改革ながのを代表して
参加することになりました。
初日の午後、北京空港に到着して、まず驚いたのは、スモッグと黄砂の影響だと考えら
れますが100m先の建物が霞んで見えることでした。
そして空港から宿泊先のホテルまでバスで送っていただいたのですが、大通りに合流
する時、車線脇のバイク・自転車用の道路に(多少は速度を落としましたが)止まるこ
となく一気に突っ込み、また、車線への合流もかなり強引で、後ろから来たバイク・自
転車・自動車が避けるのが当たり前、という運転でした。車優先とは聞いていたのです
が、バスですらこのような運転をしていることにカルチャーショックを受けました。
ホテルにチェックインし、訪中後初の夕食を訪問団全員でいただきました。飲み物は青
島ビールとソフトドリンクという感じで、私としては少々物足りなさを感じましたが(^^ゞ、
そんな中、日中友好協会会長の山根氏から白酒(バイチュー)の差し入れが振る舞わ
れました。白酒は度数が50度前後ということで驚きましたが、何故、訪問初日にわざ
わざ白酒の差し入れをいただいたのか、その意味が理解出来たのは、次の日からで
した・・・(^^ゞ(笑)。
その2に続く・・・
長野市議会3月定例会が閉会しました
3月19日、3月定例会が閉会しました。平成24年度予算案をはじめとする重要議案
を審議する大切な定例会ですので、しっかりと事前準備をした上で臨み、所属する
福祉環境委員会においても、病後児・病児保育の充実・新設や放射能検査体制の
整備等につき、積極的な提言・要望・指摘をいたしました。
平成24年度一般会計予算案は、国政における子ども手当の制度変更等により対
前年度当初予算比29億円・1.9%減の1,518億6千万円でありますが、景気に配慮し、
普通建設事業費は前年度並みの268億7千万円を確保した予算となっております。
福祉医療費給付事業の小学校6年生までの拡大や学校図書館の蔵書充実と図書
館職員手当増額、有害鳥獣対策のための緩衝帯維持管理支援事業の新設など、
様々な面で市民利益向上が図られた予算ですので、「改革ながの」としては、予算
案に賛成することといたしました。
しかしながら一方で、未だ市民合意が得られていない長野市民会館建設事業につ
き実施設計の予算が計上されていること、目的や内容を含めて未だ未確定な部分
が多い次世代エネルギーパーク整備については、市民合意を得る努力をする事や、
しっかりと内容を精査した上での実施が必要なことから、私が会派を代表して「賛成
討論」を行い、問題点に関しては慎重なる対応を求めるとともに、他にも、子ども達
の安全や子育て支援・食育、農業振興、地元からの土木要望の早期実施、中心市
街地の効果的な活性化や篠ノ井・松代へのハード面での取り組み、公共交通網の
抜本的な整備、AC長野パルセイロへの支援等、要望する形での「賛成討論」を行
いました。
「賛成討論」の動画を視るにはこちらをクリックください→http://www.youtube.com/watch?v=yZa6NzmeQBs&feature=youtu.be
市民生活に対し責任を持ちつつ、チェック機能を果たしてまいります(^-^)。
TPPの政府担当者説明会に参加しました
2月14日(火)、国際的な経済連携に関する政府担当者説明会に参加してまいりまし
た。中川内閣官房内閣総務官室企画官他2名による説明会で、参加者は300名弱
だったかと思います。
中川企画官による足早な説明でしたが、資料も多く、かつ、誠実な説明・応答がなさ
れました。ほとんどの参加者も足早な説明についていき、「言わんとする」行間も読
んだ上での質疑になり、日本人の知的水準の高さを改めて感じた説明会でした。
要約すれば、TPP交渉参加は、政府の方針である「高いレベルの経済連携を進める
一環」であり、TPPについては情報収集を進めながら対応していき、それのみならず、
今後も様々な経済連携を進めていく、とのことで、TPPの危険性(国益・国民益に反
する)につき、「懸念がある」と正直にお認めいただきました。但し、未だに内容がよ
くわからない状況なので情報収集を進めながら対応していくとのこと。まさに、首相
が言っているから「行き先のわからないバスに乗る」状況になっていると感じました。
(私感ですが(^^ゞ、おそらく、本質をついていると思います。)
城山三郎著「官僚たちの夏」には、「経済自由主義者」が経済関係の大臣になってし
まい、中小企業を潰す結果になる政策を進めようとしたことに、担当省の官僚達が
国益のため反対した事例が小説として取り上げられ、私も「志ある官僚」の存在に
感動いたしました。今こそ、気骨のある官僚が必要な時代になっていると考えます。
TPPに参加し、関税を100%撤廃すれば地域社会・農村が崩壊することは間違いあ
りません。農村の崩壊は地域社会の崩壊・商店街の更なる衰退を招きます。それで
得られる利益は、GDPが0.54%向上するだけ!だとのこと。
食の安全、地域社会・農業の発展のため、「イカれた」新自由主義に対し反対を貫い
てまいります。
新年にあたって思うこと
(例によって公職選挙法の規定により時候のご挨拶が出来ませんので、ビミョーな(笑)表現になることをお許しください。)