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postheadericon 冷房の28度設定について

暑い日が続いています。熱中症には、くれぐれもご注意ください。

さて、環境省が推奨する冷房時の室温28度設定ですが、実は、科学的根拠が曖昧なまま決定したことをご存知でしょうか。決定時の担当課長である盛山正仁氏が昨年、「なんとなく決めた」と発言したとの報道をご記憶の方もおられるかと思います。

強いて挙げるとすると、建築物環境衛生管理基準と労働安全衛生法の事務所衛生基準規則に、室内の温度を17度以上28度以下になるよう努めなければならない、と定められていることが根拠といえば根拠ですが、労働者を働かせるにあたって最悪そのくらいの配慮はしてね、との上限基準を「標準」とするのは無理があります。

また、室温が1度上がると生産性が2%低下するとの調査結果もあり、28度設定は不合理です。更には、28度以下とすべきなのは「室温」であり「設定温度」ではありません。

快適な生活、能率的な労働、熱中症対策のためにも、28度設定はやめましょう(^-^)。

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