どうしても、虫送りは普通に行われるもの、との感覚なもので、解説が全然足りません
でした(^^ゞ。
虫送りとは、害虫による農作物の被害が生じないよう、捕まえてきた虫を虫かごに入
れて村の外まで送り、(東横田では)岩野橋から千曲川に流し五穀豊穣・病害虫被害
防止を祈る行事のことです。虫かごを流すと同時に、子ども達一人ひとりが麦わらで
作った「たいまつ」に火をつけて(虫をおびき寄せる意味で)土手を走り、岩野橋の半
ばを過ぎたあたりの千曲川に、橋からたいまつを落として流します(昔はまた違った
やり方だったそうです。)。
東横田の虫送りでは、虫かごも立派なものを作った上、虫を白い布で丁寧に包み、
更級横多神社・観音寺の二か所でお祈りしていただいた上で行事を行うという、到底、
「害虫」に対する扱いではないあたりが、稀有なのだそうです。
今年も8月4日に行われますので、ご興味のある方は、ぜひ、ご見学ください(^-^)。