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Archive for 5月 26th, 2011

postheadericon JAグリーン長野総代会が開催されました

5月26日(木)、JAグリーン長野の通常総代会が篠ノ井市民会館大ホールにおいて開

催されました。グリーン長野農協では、竹内守雄組合長・神農佳人専務理事の下、「常

に組合員の目線に立って」をスローガンに、共済や金融に偏りがちだった運営を、JA本

来の営農指導・農業振興・販売強化に力点を移して活発な取り組みを始めていただいて

おり、一組合員・青壮年部篠ノ井支部長・グリーン長野青壮年部代表副部長としてもご

期待申し上げるところです。本日の総代会では、農業を取り巻く厳しい環境を前提に様

々なご意見が出されましたが、3年前に出席した時よりは前向きなご意見が多かったか

と思います。それらご意見に対して、組合長を始め役員の皆様が丁寧に対応されていた

のが印象的でした。

 ↑ 竹内組合長のご挨拶

  ← 総会資料

 

飽食の時代を迎えて久しい我が国においては、農業・食糧自給の大切さが忘れ去られ

てしまった感がありますが、現在の食糧自給率が40%程度で、世界的に干ばつによる

輸出規制や儲け第一の投機により、国際的な穀物価格が上昇し、経済発展を遂げる、

それぞれ人口10億人を超える中国・インドが穀物輸入国になりつつある状況を鑑みる

に、今後も食糧を海外に頼ることは「自殺行為」と言っても過言ではないでしょう。食糧

自給率40%ということは、言い方を変えたら、輸入が止まれば6割近くの国民が飢え

にするということです。しかも、現在、主体的に農業生産に従事いただいている方々は

65歳以上の方が多く、75歳を過ぎた農業者は、あと5年・10年もしたら引退されることに

なります。

今、農業振興のための手を打たなければ、我が国が滅んでしまうことは必定なのに、政

治は自民党時代から農業をないがしろにして現在に至り、「農業者戸別所得補償制度」

を導入して農業振興を図るはずだった今の菅総理も、突然TPP参加を検討などという、

「壊国」に至る道を、党内に諮ることもなく思いつきで言いだす始末です。

「農業者戸別所得補償制度」の生みの親であり、ほとんど唯一、あるべき農政の姿を理

解している篠原孝農林水産副大臣が閣内においてTPPを阻止すべくご活躍いただいて

おりますが、私の立場からも、全ての国民が飢えることなく安心して豊かに暮らしていけ

る社会をつくるべく全力を尽くしてまいります。(総代会は3時間にわたって開催されまし

たが、出席した10数名の議員のうち、最後まで残っていたのは私を含めて3名だけでし

た。忙しいのはわかるのですが、これが政治家の農業に対する認識なのだと思うと悲し

くなります。)

 

総代会終了後、グリーンパレス(農協会館)に会場を移して懇親会が催されました。竹内

組合長の隣に座らせていただいたので、総代会で出された「買い物弱者」対策につきお

話をさせていただいたところ、この6月から試験的に宅配サービスを行い、9月から本格

実施する予定である旨お聞きしました。採算の面からなかなか実現出来なかった事業が

実施されることに、トップの「やる気」がいかに重要かを再認識させていただきました。

 

中締め後、遅ればせながら、篠ノ井中央商店街協同組合の総会に駆けつけてご挨拶し

ました。篠ノ井商店街は、駅前ジャスコの撤退後、かなり寂しくなってきましたが、今年は

「篠ノ井イヤー」ということで盛り上がりつつあります。これが商店街の活性化につながり、

かつ、イヤーが成功し、イヤー後もにぎわう篠ノ井駅前通りになるよう、皆様方のご尽力

をお願いするご挨拶をいたしました。

故郷(ふるさと)の活性化に、全力で取り組んでまいります。